【花粉症】風が吹けば桶屋が儲かるではないが‥

sugi03

3月14日の記事でも触れたことだが花粉症の話である。このような記事を見つけた‥

スギは毎年1600万本も植えられている 花粉症が今や「国民病」といわれているのに

花粉症の患者数は、統計によっては3人に1人(環境省資料)とされ、もはや国民病の1つだ。2015年、花粉の飛散数は関東地方で昨年の2倍になると予測され、新たに花粉症になる人も増えている。
にもかかわらず、今なお毎年1600万本近くの苗木が生産されている。花粉が少ない品種の植え付けは全体の10%強にとどまっている。約30年後には新たに植えられたスギが花粉をまき散らすことになる。

花粉少ない品種は10%強しか植えられていない

毎年1600万本以上が新たに植樹されている
毎年1600万本以上が新たに植樹されている
花粉症被害が訴えられる中、どうしてこれほどのスギが生産され続けているのか。元々スギは育てやすく、成長が早く、建築資材としてのニーズが高い。戦後、木材需要の高まりにこたえるため、国が積極的な造林が進めてきたことが背景にある。
国内に1029万へクタールある人工林のうち、現在もスギは4割以上を占め、林野庁では「日本の林業では最も重要な樹種」(森林利用課担当者)ととらえている。
林野庁のまとめでは、2013年度に植林されたスギの苗木は1581万本にも達する。2000万本を超えていた10年前に比べると減少傾向にあるものの、この数年はほぼ横ばいだ。
花粉症被害の増加を受け、近年は花粉を少なくする品種が開発されているが、13年度ではわずか201万本で、全体の12.7%にとどまっている。一般のスギに比べて花粉量が1%以下の少花粉品種は130種類以上、無花粉のものは2種類が開発されているにもかかわらずだ。

促進のため補助金を増加

なぜ、少花粉や無花粉品種への植え替えが増えないのか。
林野庁担当者はこれまでタネが少なかったことに加え、
「これらの品種が植えられるようになり、まだ10年ほどしかたっていない。木材としての実績がないため、林業関係者の中では足踏みしているところがある」
と保守的な業界に一因があることを指摘した。
一方、全国山林種苗協同組合連合会の担当者は、
「木材の出来に不安を持ったり、コスト面の課題があったりする訳ではない。一般に植えられるようになって時間がたっておらず、業界の中で認知が広まっているとは言い難い」
と食い違いがある。
いずれにせよ林野庁は17年度には少花粉品種などを1000万本に増やすことを目標にしている。現在10%強にとどまっている割合を3分の2ほどに拡大したいという。
新年度予算案にも促進のために補助金を盛り込んだ。これまでは苗木を植え替える際、植樹と整地のみが補助の対象だったが、伐採と運搬にも拡大し、約7割を国と都道府県が負担する。林野庁担当者は「タネは順調に増え、植え替えは当初の予定を上回るペースです。達成も不可能ではありません」としている。それでも実際に放出する花粉が減るには数十年の年月がかかるとみられる。

記事元:http://www.j-cast.com/2015/03/12230236.html

チラホラと利権構造が垣間見れるわけだが‥この花粉症の問題は昔から甚だ疑問を持っていた。特に自分の場合は花粉症の時期はアレルギー症状が酷くなるので病院か市販の花粉症用の薬を服用せざる負えない。この時期のこういった業界はどの位の儲けを生んでいるのであろうか‥根本的に自分は薬を頻繁に服用することを好ましく思っていないので出来れば避けていたい。しかしこの時期は使わざる負えない。。確かに成長が早く安価な杉は林業的にはメリットが多いものだがコチラとしてはこのスギ花粉のせいで毎年頭を悩ませているのも事実。具合は悪くなるし、お金はかかるしと‥。

風が吹けば桶屋が儲かるなんて諺があるが、まさしくそんな相関図が頭に浮かんでしまうわけです。どうにかなりませんかね‥

【花粉症】日本やドイツレベルじゃないほどに中国の汚染は深刻【環境汚染】

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今年も花粉症の季節が到来してますが皆さんは如何お過ごしですか?筆者はバリバリの花粉症で毎年この季節は地獄ゾーン突入中です!くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、倦怠感、うつ状態ですね~。東京都の花粉予報マップを見るだけでも症状が出てきてしまう始末ですw

花粉症と少し似た話で下記のような記事がありました。

中国環境相「わが国の汚染物質排出強度は、史上最悪とされたドイツや日本をはるかに超えている」―中国メディア

中国政府・環境保護部の陳吉寧部長は7日、中国の環境汚染レベルについて「すでに史上最悪とされるドイツや日本を2-3倍上回る汚染物排出強度」とコメントした。人民網が7日報じた。
これは、同部長が7日に全国人民代表大会の記者会見で国内外の記者に向けて発言したもの。中国における環境汚染の深刻さについて中国メディアの質問を受けた同部長は、COD・二酸化硫黄・窒素酸化物・アンモニア態窒素の主要汚染物質排出について、第12次5カ年計画における削減目標の前倒し達成、あるいは計画通りの達成が見込まれると説明。一方で、汚染物質の排出自体は依然として高いレベルにあり、環境の許容量の限界が迫っている、あるいは一部の地域、時間帯において許容量を大きく超えている状況であるとした。
また、同国の厳しい環境状況が、スモッグ・水質の富栄養化・地下水汚染・都市排水といった劣悪な環境レベル、生態環境の著しい損失、産業構造の非合理性の3点に表れており、「全面的な小康社会実現に向けてのネックになっている」との見解を示した。
同部長はさらに、経済成長とともに汚染物質の排出が増え、発展が一段落すると排出が減少傾向に転換するという「環境クズネッツ曲線」について解説。世界各国が発展過程において環境問題に直面するとした一方で「われわれのピーク値は相対的に高い」と説明した。「人口密度や工業化による単位面積当たりの汚染物質排出量では、われわれはすでに過去最悪だったドイツ、日本を2-3倍上回っている」語った。
そして「われわれは人類史上いまだかつてないレベルの、発展と環境間における矛盾に直面している。環境問題は国民生活や民族の未来に関わる長期的な問題。その解決を急ぎ過ぎてはいけないが、おざなりにするのはもっといけない」と強調した。

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150308/Xinhua_11256.html

以前から中国の大気汚染や環境汚染の問題が取り沙汰されてはいましたが、とうとう中国自身も認めざる負えないほどの汚染問題が深刻化しているようです。ここ何年でよく耳にするPM2.5等も中国から日本に影響を及ぼすほどに。。嘗ての日本も発展途上時代は産業関係は環境汚染問題が問題となっていましたが、行政や国、なにより住んでる人々の長年の活動などで環境整備を整える技術の発展により改善されてきました。果たして中国がそのような活動をして人が安全に暮らせる環境にする事が出来るのでしょうかね。。